簿記総合情報

日商簿記2級:平成29年度の追加範囲を簿記講師が紹介

更新日:

みのり
ご覧頂きありがとうございます。この記事は、現役の簿記講師の「みのり」が執筆しています。

日商簿記検定の2級には、商業簿記と工業簿記2科目がありますが商業簿記において、平成28年度から平成30年度の3年間で、段階的に改定がされています。

出題区分の改定に関する概要については、「簿記講師が、日商簿記2級の出題区分改定を分かりやすく紹介」の記事をご覧ください。

出題区分の改定について

平成29年度の変更点について

今回は、29年度(平成29年6月・平成29年11月・平成30年2月)に受験する皆様のために、変更点をご紹介していきます。

平成29年度に追加される論点

  • 圧縮記帳(直接控除方式のみ)
  • リース取引の、借り手側の会計処理、表示
  • 外貨建ての営業取引及び外貨建て売上債権、仕入れ債務の決算時の換算
  • 課税所得の算定方法
  • 連結会計

 
以上が、平成29年度に追加される論点です。
 
ただ、名称を見ても何のことなのか・・・分かりにくいですね。

そこで、追加になった論点の中から特に重要な論点について、かみ砕いて分かりやすく、ご説明していきたいと思います。

外貨建取引

企業の中には、日本国内の企業と取引するだけでなく、海外の企業と取引をしている会社も多いですよね。
 
例えば、アメリカで購入した商品を日本で販売している会社を想像してみてください。
 
日本の通貨は「円」ですが、アメリカの通貨は、もちろん「ドル」ですよね。

ただ、皆様もご存知の通り、ドルと円は常に同じ価値でやり取りされるわけではなく、為替相場は日々変動します。

「1ドル100円」で取引ができる時もあれば、「1ドル110円」の時もありますよね。
 
このような取引の時に、どのような処理をするのかというのも学習するのが外貨建取引です。

リース取引

「リース」という言葉は、多くの方が聞いた事があると思います。

あなたが所属している会社は、営業車両やパソコンを購入していますか?

リース会社から借り入れて利用している会社も多いと思います。このような、リース取引は、実際に多くの会社で利用されています。

しかし、リースで固定資産(車両やパソコンなど)を借りるときは、購入したときと違う「リース取引」の処理が必要です。
 
現在多くの会社では、リース会社から固定資産を借り入れて使用するケースが増えてきているため、このリース取引の処理が検定試験でも追加になりました。

連結会計

これは、企業が「親会社」と「子会社」に分かれているケースで必要な知識です。

「親会社」も「子会社」も、それぞれに決算書(財務諸表)を作りますが、第三者からすれば、両方を合わせたグループ全体の状況もが知りたいですよね。
 
そこで企業は、「親会社の決算書(財務諸表)」と「子会社の決算書(財務諸表)」を合算した「連結財務諸表」と言うもの作成します。
 
その時に必要な知識が連結会計です。


 
このように、平成29年度にはいろいろな論点が追加になります。

それらは1級の試験範囲であったものが2級に追加される形になります。
 
そのため、難しく感じる部分もあると思いますが1級の内容が、そのままの難易度で出題されるわけではありません。

基本的な内容の出題が中心となりますので、ぜひ諦めずに勉強をして2級合格を目指しましょう!

出題区分の改定に関する概要については、「簿記講師が、日商簿記2級の出題区分改定を分かりやすく紹介」の記事をご覧ください。

また、新しい論点にしっかりと対応している学校を「簿記講師がおすすめする、簿記の学校ランキング ベスト3」で紹介していますので、参考になれば幸いです。


 



-簿記総合情報

Copyright© 簿記の学校サーチ , 2018 All Rights Reserved.