書店にはたくさんの簿記3級のテキストが並んでいるので、どれを選んだら良いか迷いますよね。
簿記3級、独学テキストを選ぶ時の注意点(NG例)
まず最初に「このテキストを選んだらダメ!」なNG例をご紹介します。
今回は「簿記3級の試験に合格する」という基準で解説しますので、試験は考えていないけど、簿記の基礎だけ学習したい」という方は、次に紹介するテキストでも大丈夫です!
最新のテキストを使うこと。古いテキストはNG
簿記試験は2016年以降、試験内容や出題内容が年々変更されています。
そのため、教材は「最新のもの」をご準備することを強くオススメします。
もし古めのテキストを使う場合、最低でも「2021年以降」のものにしましょう。それ以前のテキストは買い替えしたほうが良いでしょう。
メルカリなどのフリマサイトで、古いテキストが安価で販売されていますが、購入する場合は注意が必要です。
「●週間で~」「●日で合格!」などの文言に注意
書店には「●週間で~」や「●日で~」「●でも分かる」というように、短期間で学習出来ることをうたい文句にした教材もあります。
基本を学習するには良いと思いますが、それ1冊だけで試験合格までの実力がつくことは無いので、資格を取りたい人にはオススメしません。
簿記3級、学習タイプ別のおすすめテキスト
同じ簿記3級でも「イラスト多めで分かりやすさ重視のテキスト」「専門書のように詳しいテキスト」など、色々あります。
基本的に、市販の独学者向けのテキストはどれも優秀で、人気が高いものが多いです。
それでも同じテキストで評価が分かれるのは「やさしい説明を望む人が、難しめのテキストを選んでしまった」「深く学習したい人が、内容が薄すぎて物足りなかった」ようなケースが多いからだと思います。
そこで、3つの学習タイプ別(がっつり勉強したい派・バランス重視派・やさしく教えて欲しい派)に分けて、それぞれおすすめのテキストをご紹介します!
がっつり深く勉強したい人向け
TAC出版|よくわかる簿記シリーズ
簿記を独学する上で、王道のテキストと言える「TAC出版、よくわかるシリーズ」。
昔から人気なので、これで合格したという人も多いテキストです。
詳しい内容で、充分な実力がつくテキストである反面「内容が深すぎて難しい」という意見も。
分かりやすさ重視より「簿記を深く理解したい」「2級・1級を目指したい」という方におススメです。
こんな人におすすめ
- 簿記を深く学習したい人
- 簿記の学習が楽しい人
- 2級、1級を目指したい人
バランス重視派
「分かりやすさ」と「試験合格の実力がつく」のバランスの良さが人気の書籍2つをご紹介します。
TAC出版|簿記の教科書シリーズ
近年人気が高い、TAC出版の「簿記の教科書シリーズ」。
同じくTAC出版の「よく分かるシリーズ」より、カラーが豊富で見やすく、説明も分かりやすさ重視となっています。
また、分かりやすさを重視しつつ、簿記3級の試験範囲もしっかり網羅しているので合格者の実績も高い、非常にバランスが良いテキストです。
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パブロフ流|簿記テキスト&問題集
可愛いワンコキャラが人気の、パブロフ流「簿記テキスト&問題集シリーズ」。
イラスト豊富で分かりやすい教材と、WebサイトやYoutubeでの無料講義、アプリでの仕訳学習が出来るところも人気です。
スキマ時間を効率的に学習したい人にもオススメのテキストです。
とにかく分かりやすさ重視の人向け
TAC出版|スッキリわかる簿記シリーズ
簿記のテキストで人気のTAC出版の中でも、一番「分かりやすさ重視」のシリーズ。
かわいいネコキャラがストーリーを進めて行くので、簿記に苦手意識がある方にもおすすめです。
ただ、サクサク読める一方、これだけで試験合格するには難しいと思います。
このテキスト&問題集で基礎をしっかり理解し、試験前には「+他の試験対策問題集」などで試験対策をすることをおすすめします。
こんな人におすすめ
- とにかく分かりやすさ重視の人
- 簿記の基礎を学びたい人
- 簿記に苦手意識のある人